Q100196:NukeおよびNukeStudio / Hieroでのカスタムビューアープロセスの適用

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概要

NukeとNukeStudioの画像は、異なる表示変換を適用して表示できます。これらの変換は、Nukeが内部で使用するリニアカラースペースから出力デバイスのカラースペースへのイメージを取得します。変換は、OCIO構成ファイルでデバイス固有のルックアップテーブル(LUT)として定義されています。

この記事では、Nuke / NukeXのノードグラフビューアとNukeStudio / HieroのタイムラインビューアでカスタムLUTを適用する方法について説明します。

 

詳しくは

Nukeのノードグラフビューア

カスタム表示変換をビューアに適用するには、カスタムLUTを使用する新しいビューアプロセスを登録する必要があります。これを行う方法について は、Nukeオンラインヘルプの「 カスタムビューアープロセス 作成」 セクション で詳しく説明してい ます。

セットアップ

この例では 、Nukeオンラインヘルプの「 ギズモをカスタムビューアプロセスとして使用する」 セクションの 説明に従ってGizmoを作成し、それをビューアプロセスとして登録することにより、カスタムビューアプロセス用にRec709 LUTにAlexaV3LogCを 使用し ます。

Gizmoは、イメージのカラースペースをリニアからAlexaV3LogCに変換するOCIOColorSpaceノードと、カラー スペースをAlexaV3LogCからRec709に変換 する Arri LUT Generatorの LUTを使用するOCIOFileTransformノードで 構成されています。

Gizmoの内容は次のようになります。

Gizmoがビューアプロセスとして登録されると、次に示すように、Gizmoはビューアプロセスメニューの表示変換として利用可能になります。



 

NukeStudioのタイムラインビューア

NukeStudio側のタイムラインビューアの場合、同じ表示変換はOCIO設定ファイルを変更することによってのみ追加できます。 nuke-defaultの設定はNukeのインストールディレクトリの下にあります:

plugins \ OCIOConfigs \ configs \ nuke-default

セットアップ

1. config.ocioファイルと「luts」フォルダを適切な場所にコピーします。次に例を示します。

Home\your-user\Nuke\OCIO

2.ディスプレイ変換として使用するカスタムLUTをlutsフォルダ内に配置します。

3. config.ocioファイルをテキストエディタで以下の説明に従って編集します。

上記のNukeの例からビューアプロセスを模倣するには、config.ocioファイルの末尾に次のカラースペース定義を追加します。

 

- !<ColorSpace>

name: AlexaToRec709

from_reference: !<GroupTransform>

children:

- !<ColorSpaceTransform> {src: linear, dst: AlexaV3LogC}

- !<FileTransform> {src: AlexaV3_K1S1_LogC2Video_Rec709_EE_nuke3d.cube, interpolation: linear}

 

また次の行を追加します

- !<View> {name: AlexaToRec709, colorspace: AlexaToRec709}

設定ファイルの表示セクションは下記のように見えます:

 

displays:

default:

- !<View> {name: None, colorspace: raw}

- !<View> {name: sRGB, colorspace: sRGB}

- !<View> {name: rec709, colorspace: rec709}

- !<View> {name: rec1886, colorspace: Gamma2.4}

- !<View> {name: AlexaToRec709, colorspace: AlexaToRec709}

 

設定ファイルの変更に関する 詳細は、 config-syntaxに関するOCIOのドキュメントを 参照してください

 

4. カスタムOCIO設定を使用するには、OCIO環境変数をカスタマイズしたconfig.ocioファイルを指すように設定します。

OCIO環境変数の設定:これをWindowsなどで行うには、コマンドプロンプトを開き、次のように入力します。

set OCIO=C:\your-user\Nuke\OCIO\config.ocio

次に、次のように入力して、同じコマンドプロンプトからNuke実行ファイルを実行します。

"C:\Program Files\Nuke10.0v4\Nuke10.0.exe"

 

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